GYMメディカルクリニック

気になるピルの疑問【よくある質問③】生理への影響はあるの?(生理周期の安定、経血量の変化、生理痛の軽減)

ピル処方

ピルは排卵をストップし、子宮内膜の増殖を抑える作用があります。

排卵は妊娠を希望するとき以外は必要ないので、ピルで人工的に排卵を止めることは特に問題ありません。むしろ排卵や生理を繰り返すことは女性の身体にとって大きな負担となり、子宮や卵巣の病気の原因にもなることから、ピルの服用で排卵を抑えることは子宮内膜症や卵巣がんをはじめとする婦人科系疾患の予防にも役立つと考えられています。

(現代女性は出産回数が少なく生理期間も長くなるので、子宮への負担が大きいといえます。)

ピルには避妊以外にも女性の強い味方となる以下のような副効果が期待できます。

ピルを上手く活用することで、女性のQOL向上にも大きく役立ちますが、ピルの普及率は10%台とまだまだ低く、多様なメリットがあるのは分かっていても、ピルを使ってみたいけど不安感がある人も多いのではないでしょうか。

そこでピルに関することで特に気になる関心事をまとめてみました。

今回は、

【3】生理への影響はあるの?(生理周期の安定、経血量の変化、生理痛の軽減)

について解説します。

ピルが生理に与える影響について、生理周期の安定・経血量の変化・生理痛の軽減の3つの観点から解説します。

1)生理周期の安定

【ピルを服用すると周期が整う理由】

どんな人に効果的?

注意点

2)経血量の変化

【ピルを飲むと経血量が減る理由】

どんな人に効果的?

注意点

3)生理痛の軽減

【ピルが生理痛を和らげる理由】

どんな人に効果的?

注意点

4)まとめ

ピルは生理の悩みを軽減する大きなメリットがありますが、種類によって効果が異なるため、自分に合ったピルを選ぶことが大切です!


次回は、

【4】ピルの避妊効果としてどのくらいの確率で避妊できるの?(成功率・避妊のメカニズム・他の避妊法との比較・避妊効果が落ちる原因)

について解説します。