一般皮膚科GENERAL DERMATOLOGY
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このページは当グループの一般皮膚科についてご案内するページです。
ニキビに困っています
大人になってからのニキビが治らずとても自信がないです。どうにかなりませんか?
当グループは女性の大人ニキビに対してのホルモン療法が得意です
大人ニキビの治療には、男性ホルモン(アンドロゲン)の活性に着目した「ホルモン療法」が効果的です。 どこの皮膚科でも治らなかった方達ほど結果が出ています。お悩みの方はお気軽にご相談ください!
一般皮膚科診療
一般皮膚科も診療しています。ニキビ・アトピー性皮膚炎・カブレ・白癬・乾癬などの皮膚疾患の診療を行います。特に、女性の敵、大人ニキビに対しては抗アンドロゲン療法(低用量ピル療法やスピロノラクトン療法)を行っています。下記で、主な皮膚疾患を紹介しています。
大人ニキビ
「大人ニキビ」とは、主に成人年齢を過ぎてから出るニキビ(吹き出物)のことを指します。ニキビは 「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という慢性の皮膚疾患です。
皮膚の常在菌である「アクネ菌」の働きが活発化することで発生します。アクネ菌が活発化する原因はさまざまです。
通常、皮脂の分泌が盛んな10代に多く発症することから、「青春のシンボル」などと言われていますが、最近は、思春期を過ぎた20〜30代になってニキビに悩まされる女性が増えています。
大人ニキビは、額や鼻などの皮脂分泌が多い場所(いわゆるTゾーン)に出る思春期ニキビとは異なり、頬やあご、口周りなどのフェイスラインに多く発症し、悪化すると首やデコルテ(胸元全体)、背中などの体の広範囲に及ぶ吹き出物を指します。
一旦、症状が改善しても、同じ部位に再発するケースが多いことから、炎症を繰り返すうちに、皮膚の表面に色素沈着やでこぼことした瘢痕(はんこん:ニキビ痕)が残ってしまう場合もあります。
さらに、生理周期との関係も深いことから、女性は、生理前に症状が悪化するのも大きな特徴です。要因が複雑に重なって発症する大人ニキビは、治りにくく、重症化するケースも少なくありません。
従来の治療法
従来の治療法では、抗生剤の内服やビタミン剤の内服、抗生剤入りのクリーム・ローション、イオウの入ったクリーム、漢方などで治療することが多いです。しかしこのような方法では、皮膚の一時的な改善しか望めなく、特に大人ニキビには効かない方が多いことが実情です。
GYNメディカルグループの大人ニキビ治療
症状の改善には基本的なライフスタイルを見直す必要があります。例えば、食事や睡眠などですが、それだけでは大人ニキビの発症に関係深い「ホルモン」への効果を期待できません。
「ホルモン」に着目した治療で、ニキビの原因を根本から絶つことが効果的です。
当グループでは、大人ニキビや難治性ニキビについては、効果の見込みが高いとされている「抗アンドロゲン療法(低用量ピル療法やスピロノラクトン療法)」を行っています。
大人ニキビが発症する箇所の特徴
頬
頬は顔の中でも皮脂の分泌が少なく、乾燥しやすい箇所です。乾燥した状態が続くと、角層で毛穴が詰まりやすくなるので、ニキビができやすくなってしまいます。また、メイクを重ねるところでもあるのでクレンジングを怠らない事が大切です。
口もと
口もとも頬と同じく、皮膚が薄くて乾燥しやすくニキビができやすい箇所です。しかも口もとのニキビは炎症が起こりやすく、悪化しやすいと言われています。手で触れるなど日ごろの癖が原因になることもあります。
フェイスライン
頭髪の毛先が触れやすいフェイスラインも、実は肌に触れる毛先が刺激になったり、雑菌がつきやすくなったりして、ニキビができやすい箇所です。また、メイクが残りやすい部分でもあるため、クレンジングや洗顔では髪の生え際まで丁寧に洗いましょう。
大人ニキビの種類
気中の汚れや皮脂、古い角質などが毛穴に詰まった状態から炎症により、まわりの組織が破壊され、それを修復するために血管が新たに増生し、ニキビの炎症による瘢痕組織ができたりする状態までさまざまです。
白ニキビ(閉鎖面疱)
黒ニキビ(開放面疱)
赤ニキビ(炎症性面疱)
黄ニキビ(膿疱性面疱)
紫ニキビ(嚢腫)
大人ニキビのホルモン療法
通常のニキビ治療では、抗菌薬の服用や塗布などを行うのが一般的ですが、大人ニキビの治療には、男性ホルモン(アンドロゲン)の活性に着目した「ホルモン療法」が効果的です。ホルモン療法の目的は、アンドロゲンの活性を抑えることであり、治療は「成人女性の大人ニキビの方」が対象となります。治療には以下の2種類の薬剤を使用します。
大人ニキビのホルモン療法ピル
ピルは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と、黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンを配合した薬です。一日一回、毎日同じ時間に一錠服用していただきます。ピルには卵巣内でのアンドロゲンの産生を抑え、血液中のテストステロンの量を減らす作用があることから、皮脂の分泌を抑制し、ニキビの発生を根本から抑える効果が期待できます。
スピロノラクトン
スピロノラクトンは、利尿効果があり、古くから高血圧の治療に使われている薬ですが、テストステロンや DHT(ジヒドロテストステロン)が「アンドロゲンレセプター(アンドロゲンが結合する場所)」に結合するのをブロックする作用があることから、「抗アンドロゲン薬」としても知られています。
服用すると、アンドロゲンの活性を抑制し、ピルと同様にニキビの発生を根本から抑える効果が期待できます。服用に関しては個人差があるため、症状や経過を見ながら使用する薬の量を調節する必要があります。
より効果的な婦人科独自の治療へ
ホルモン療法は、従来の治療では効果が得られなかった重症のニキビや、胸や背中など広範囲に出るニキビ、生理不順を伴うニキビなどにも効果が期待できます。
さらに、男性ホルモンは多毛症の原因にもなることから、ニキビと同時に多毛の症状にもお悩みの方は、ホルモン療法を行うと徐々に体毛が薄くなるケースもあります。
ピルやスピロノラクトンは、それぞれ単体で使うこともできますが、当院では、効果をより高めるために、二つの薬剤を併用するオリジナル治療を行っています。
ピルを3か月程度服用しても十分な効果が得られないような場合にも、スピロノラクトンを併用することでより治療の効果を高めることが可能です。
※現時点では、どちらの薬剤も保険の適用にはなっていないため、治療は自費治療となりますのでご了承ください
ホルモン療法の副作用と禁忌
ピルのおもな副作用
服用開始初期に、患者様によっては、吐き気や不正出血、頭痛などが起こることがありますが、ほとんどが一時的なもので、薬に慣れてくると多くの症状は軽減します。ピルの服用に関して注意が必要なのは、「血栓症(血液が固まり、血管を詰まらせてしまう)」のリスクが上がることです。
発症頻度はそれほど高くありませんが、万一、ピル服用後に、ふくらはぎや手に痛みやしびれが起きたり、強い頭痛や突発的な息切れが起きたりする時には、血栓症の前兆である可能性もあります。
スピロノラクトンのおもな副作用
高血圧の薬であるスピロノラクトンを女性が服用した場合、不正出血や生理不順が起きることがあります。そのような場合には、ピルを併用することで、生理周期を整えることが可能ですが、使用する薬の量が多く、無月経になってしまうような場合には、 3か月程度を目安に中用量ピルの服用をするなど、強制的に生理を起こす場合もあります。
なお、ピル、スピロノラクトンの二剤とも、妊娠中や授乳中の方、今現在、妊娠を希望されている方に処方することはできません。そのほか、特定の病気や条件に当てはまるような場合(薬の種類によって異なります)も、薬の使用ができない、もしくは慎重に使用しなければならないケースがあります。
大人ニキビは根本改善できる治療法です
ニキビは、日本人の9割が経験するポピュラーな皮膚トラブルのため、生理現象の一つとして軽く考えられがちですが、患者様本人にとっては非常に深刻な悩みです。特に美容に気を遣う女性にとっては、外見上はもちろん、心理面への影響も大きく、生活の質(QOL)を低下させてしまう大きな要因になります。
思春期のニキビであれば、時期が来れば自然に落ち着きますが、大人ニキビは、適切な治療を行わないといつまでも症状が続いてしまう可能性があるので、できるだけ早期に治療を開始されることをおすすめします。当院で行っているホルモン療法は、大人ニキビ特有の原因や症状に着目し、婦人科・皮膚科・内科の総合的な領域から効果的にニキビを改善させていくオリジナルの治療です。
これまで、さまざまなニキビ治療を受けたけれどなかなか改善しなかったという方も、ぜひ一度、当院にご相談ください。
オリジナルホワイトニングクリーム
オリジナルホワイトニングクリーム(ハイドロキノン6%を処方しております。シミを長期的に放置すると脂漏性角化症という老人性のイボに進展するケースがあります。また、肌が鱗やかさぶたに似た日光角化症という、稀に皮膚がんを引き起こす可能性のある変病を引き起こします。
料金
内容 | 料金(税込) |
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ホワイトニングクリーム(10g) | 5,120円 |
相談料・処置料 | 初回:3,200円/2回目以降:1,200円 |
※保険適用されないため、全額自己負担です
その他の皮膚科疾患
アトピー性皮膚炎
成人型アトピー性皮膚炎は、首や顔に症状が強く出ることが多いので、女性にとっては深刻です。現にこの症状に悩んでいる方は多くいらっしゃいます。症状がひどくなると、耐えがたいかゆみに加えて皮膚が赤くなったり皮がむけたりするので、精神的に辛いものとなります。
それがストレスとなり、ますます症状を悪化させるという悪循環を起こすことになるのです。治療では、アレルギーの原因であるアレルゲンを見つけ、それを取り除くとともに炎症やかゆみを抑える外用薬の投与、スキンケアを行っています。
かぶれ(接触皮膚炎)
「接触皮膚炎」とは、皮膚に何らかの原因物質が触れたためにおこる皮膚炎のことで、一般的には「かぶれ」といわれています。原因物質に刺激性があって、触れた大部分の人が皮膚炎を起こすもの(刺激性接触皮膚炎)と、その物質にアレルギーをもっている人だけが皮膚炎を起こす場合(アレルギー性接触皮膚炎)とがあります。
症状としては、触れた部分に赤みやぶつぶつができたり、痒みを起こしたりします。ひどいときは水疱を生じることもあります。この状態を湿疹と呼びます。当院での治療としては、症状にあわせてステロイドの外用や内服、抗アレルギー剤の内服などで治療します。
蕁麻疹(じんましん)
蕁麻疹とは、皮膚の浅い層に大小様々な部分的なむくみ(膨疹)が現われ、強いかゆみを伴う症状のこと。むくみは数分から数時間後に、次第に消えてなくなりますが、数時間後から24時間くらいで再発を繰り返すことが多いです。蕁麻疹の症状自体は、1〜2日で治まる「急性じんましん」が多いのですが、だらだらといつまでも続く「慢性じんましん」もあります。
蕁麻疹は、アレルギー体質の人が起こりやすかったり、アレルギー反応の一種でできるといわれています。しかし、アレルギーはじんましんの原因の 1つではありますが、刺激やストレスなどでも起きます。実際、じんましんの発症する原因は多様で、その原因がよくわからないこともあります。
さらには、心の病が原因で発症する蕁麻疹(心因性蕁麻疹)もあるので注意が必要です。心の病気は、神経症・躁うつ病・心身症に分類されますが、心因性じんましんは心身症から起こりやすいため、心理療法が必要となります。当院では、専門の医療機関をご紹介します。
水虫(白癬菌)
最近では若い女性の水虫患者も増えています。靴やストッキングなど、風通しの悪いものを長時間身につけて働く女性が増えていることや、裸足で利用する場が増えることで、水虫に接する機会が増えていることなどが原因と考えられます。
特に女性は、「水虫なんて恥ずかしくて相談に行けない」と思っている人も多く、慢性化してしまっているケースも少なくありません。水虫は早めの発見・治療が大切ですので、早めにご相談ください。
乾癬(かんせん)
乾癬(かんせん)とは、皮膚から少し盛り上がった赤い発疹の上に、銀白色のフケのような垢が付着し、ポロポロとはがれ落ちる病気です。この原因はまだ分かっていませんが、体質的な要素(遺伝的素因)に、外的な因子(感染症、精神的ストレス、薬剤など)や内的な因子(糖尿病、高脂血症、肥満など)が加わることで、発病するのではないかと考えられています。